2011年01月22日

橋をわたるとき


息子は、1歳で民間保育園に、2歳から公立保育所に通い
計5年間を友達や保育士の方々に囲まれ、支えられて育った。

あっという間だった気がするのは、親のほうだけかもしれない。

親と過ごす以上の時間を仲間たちと過ごし、
子どもなりの「社会」がそこにある。

挨拶、会話、オムツ離れ、箸持ち、歌や楽器、読み書き、創作…
着替え、数々の遊び、喧嘩や仲直り、脱お昼寝…

その一つ一つ、子どもは橋を渡るように育ってきたのだと思う。

親として教えたことは いかほどあったろうか。

息子が成長した分の何倍もの 感謝。

お絵かきに、透けて見えそうな薄い色一色だけを使った3歳の時
何が描かれているのかもわからず、色彩心理的に不安になった。
「大丈夫ですよ! パズルなんて、大きい組の子よりも上手なんですよ-!!」
保育士の先生に勇気付けられた。

全身にアトピーの湿疹が拡がった時の、毎日のケア。
一人親で要領が悪く、なかなか行き届かない事へのフォロー。

親の「叱り」が「怒り」にすり替わった瞬間を見逃さず、
息子を抱いて護ってくださった事もあった。
先生の真剣な目は 今もまぶたに焼き付いている。


〜いっちょめーの ウルトラマーン
 にーちょめーの セーブン ♪
 さんちょめーの はーはに
 よんちょめーの ちーち ♪
 ごっちょめーの 怪獣おいかけてー
 とおーいお空にとんでった ♪ シュワーッチ!!〜

一人遊びも板についた、手遊び歌※
(「ごっちょめ」と歌うが可笑しい)

楽しそうに歌うのを聞きながら、目頭が熱くなった。


息子、あと2ヶ月あまりで 今までになく大きな橋を渡る時を迎える。

5年間に学んだ数々の 「生きる知恵」を携えて、
……「園児」から「学童」へ。


(※「ごんべさんのあかちゃん」の替え歌)
posted by amico at 13:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 育自(児) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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