今では私もすっかり一児の母、タバコは卒業して数年たち、お酒も晩酌少々ていど。
いっちょまえに(?)人さまの心と体のお役に立とうという仕事すら始めている。。。
転職したり、嫁いだり、出産したり、離婚したり、その度に引っ越したり よくついて生きてきてくれた。
かんぞぇの引越しは なんと7回!! ネコ族のキャパを超えてないか?!
それでも、いままで病気ひとつしないで、本当に芯の強い子だ。
その かんぞぇ(14才)が、突然 ご飯を食べなくなった。
大好きなマグロをすり身にしても、盗んでまで食べた鳥肉ですら匂いも嗅がない。
水ばかり、ただ水ばかり。。。

ネコ族は、体調が回復するまでジッとしてる。と聞いて育った。
かんぞぇの自己治癒力を信じよう。
……始めたばかりのアニマルコミュニケーション。
かんぞぇの心に問うてみても「だいじょうぶだから…」ただそれだけ。
なんど問うても「だいじょうぶだから…」
4日待った。やせ細っていく。目ヂカラがない。。。
……限界!! もう待てない!!
病院へ連れて行った。
診察台に乗せても抗うこともない。私の腕に寄りかかったまま。
採血 → 黄疸がみられる
白血球 28500/μL
アンモニア 209μg/dL
腹水
腸内ガス過多
(シロウトには良くわからない。。)
・胆管肝炎
・肝リピドーシス
・猫コロナウィルス感染症 などが疑われる。
これ以上絶食が続くと、膵炎発症。。。甲状腺機能亢進症。。などなど
医師からのいろいろな言葉がアタマの中を特急で通過していった。
医師「入院させたほうがいいですね」
えっ? 一緒に帰れないの??……まっしろになった。
最低3日間は、病院で栄養補給。
たったの3日間が、一緒に過ごしてきた14年間と同じくらいの長さに感じる。
その夜、息子と相談した。息子は かんぞぇを「Kanネェちゃん」と呼ぶ。
「ただ心配ばかりしてると、Kanネェちゃんも気にしちゃうね。」
「じゃ私たちは、いつも通りやれる事を一生懸命やろう。」
「それがKanネェちゃんへの応援だね。」
地域のイベントで、息子は保育園の仲間たちと手話で歌を歌った。『エール』。そのままKanネェちゃんへのエールになった。
私は太鼓を叩いた。叩きながら、強く強くかんぞぇの元気を祈った。
まだまだ、一緒に過ごしたい時間がたくさん待ってるよ、かんぞぇ!!
元気で帰っておいで!!