絵本「猫は生きている」
(原作:早乙女 勝元、絵:田島 征三 理論社刊)
語りにさきがけて。。。
今から66年前、昭和20年3月9日、東京下町を焼き尽くした「東京大空襲」。
当時を語れる人は残念ながら年々減っています。
〔絵本:まえがきより抜粋〕
「…当時は兵隊にとられて屈強の男性が少なく、女とこどもと年よりが、このじゅうたん爆撃のえじきとなりました。わずか二時間半で終了した空襲で、約十万人もの民衆が生命を奪われ、東京の四割が焦土と化し、負傷者は約四万名、百万人もの人びとが住居を失いました。そして火の消えた現場には、幼児を抱きしめたまま黒焦げになった母たちの姿が人目をひきました。」
〔著者〜昭和50年*人形劇映画製作によせて:抜粋〕
「…子を思う母の気持ちは、かならずしも人間ばかりではありません。そのへんのどこかの家の床下に住む猫チャンだって、同じです。人間のみならず、他の生物の愛情まで否定するのが、戦争なのでしょうか。それならば、戦争勢力をうちのめす強い愛もなくてはなりません。それが、こんにちのホンモノの人間の愛といえるのではないでしょうか。」
ただただ 子供を守りたかった母たちの想い。。
炎の中に消えた 何十万もの尊い命。。
歴史の中に風化させてはいけない…想いを込めて、ツイCASで朗読会を行います。
配信:3月9日(水)午後4時〜
本厚木「Bar夢祭」さんより
朗読者:みつはしあゆみ(Twitter アカウント:@ami_salon )
(Special thanks to @nanasawa7738 さん
@bar_yumematsuri さん)