


晩夏の生まれ、思いのほか気が強く、達者に育っていました。
真剣な目で狙いを定め、飛びかかってきます。
まだ、遊びと本気の境がわからないみたい。
先が思いやられる感じもします……(汗)
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実家には、他に犬3頭(まめちゃん、他2頭)、猫8匹がいます。
猫たちは高齢で病気もちが多いのですが、その中の一匹が いよいよの時を向かえそうだと母から聞き、寝床に会いに行きました。
チャッピーという名の雄猫
実家の猫社会では、どちらかというと裏街道をゆくチンピラ猫でした。
最近は、体の衰弱とともにおとなしくなっていたようです。
「ちゃっぴさーん…」声をかけ、寝床を覗くと
落ちくぼんだ目…でも深い色をして、じーっと見つめ返してきます。
閉まらなくなった口からは、舌が垂れ下がり…何か言いたそう。
短時間、コミュニケーションを試みました。
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私 「虹の橋を渡るの?」
チャ「もうすぐ」
私 「こわい?」
チャ「ううん…」
私 「ちゃっぴさん、君は本当は甘えん坊だって、知ってたよ。」
チャ「…好き?」
私 「うん。仲良しじゃなかったけどね(笑)」
チャ「(笑)ほんとうー?」
私 「いい子だね。本当にいい子だよ。」…頭から体を光で包むように撫でました。
私 「光の国にはね、かんぞぇちゃんもいるよ。気持いいところ、って言ってたよ。」
チャ「しってる」…目を細めて遠くを見ています。
私 「向こうの世界で、大活躍するのかな、ちゃっぴさん?」
チャ「(笑)」
私 「お母さんに、何か伝える?」
チャ「自分で言う。ありがとう、て」
私 「そう。空に行っても私たちを見守ってね。お願いね。元気でね。」
チャ「……うん(笑)」
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疲れが見えたので、何度か光で包むように撫で続け、さよなら、言って別れました。
さて、その帰り道……。
道路の反対車線に、小さな白い塊、車が避けて通るのが危なっかしいので、徐行してみると……
仔猫でした。
生後3ヶ月くらいでしょうか…出血もないので、車を寄せて近づくと…
完全にこと切れていました。
まだ温かい体は柔らかく、見開いた澄んだ目をしています。
抱き上げて歩道の土の上へ移しました。
実家へ連絡して遺体の土葬を手配して、仔猫に さよなら、言ってその場を離れました。
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帰宅して数時間後、実家の母から電話…
「チャッピーがね、歩いてゴハン食べに来たんだよ!足にスリーってしたんだよ!すごい! あみさん、毎日来てやってよ!」
明るい声がとんできました。
嬉しいものです。でも、ちゃっぴさんは、もうすぐ去ることを教えてくれたんです。
そして、撥ねられた仔猫を引き取りにゆくと、辻交いの道路には『ハクビシン』が撥ねられて死んでいて、両方を土葬することになった。 …と。
実家には、動物のお墓がたくさんです。
かんぞぇちゃんも、モチの木の根元で土に還りました。
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元気いっぱい、飛びかかってくる「もぐちゃん」
虹の橋を渡る時を待っている「ちゃっぴさん」
車に撥ねられ、一瞬で旅立った 仔猫ちゃん …ハクビシン君も
それぞれの「いのち」を、それぞれの光を感じて胸が熱くなった一日でした。
今日も、最後まで読んでくださって ありがとうございました。
感謝。。。
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