命の母〜海(生み)
「母」って 大きいものらしい。
息子は生まれて6年と一週間…
ずいぶんと成長した。
私は生んで6年と一週間…
ちょっとは成長しただろうか。
まだ 植木鉢くらい
まだ 水たまりくらい
「母」というには小っちゃいけれど、
生きることが 未知数に深く広くなった。
泣きも笑いも怒りでさえも
学びや気づきが一杯。
こんなにも喜びが一杯。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
息子の寝顔を見つめていると
感謝が 涙になってあふれてくる。
一人の人間として 一人の子を生んだ。
子が旅立てば また独りに戻る。
そのときは
胸を張ってひとりで生きられる気がする。